3位決定戦は、1次リーグの同組対決となった。1次リーグ第3戦でともに突破を決めていた状態で激突。両チームともレギュラーを温存して控え中心のメンバーで戦い、平凡な試合内容でベルギーが1-0で勝利した。だが、この試合ではイングランド代表FWケーンが得点ランク首位の6点、ベルギー代表FWルカクが同2位タイの4点と得点王争いが絡んでいるため、本気のメンバーで得点の取り合いになりそうだ。

 また、プレミアリーグ勢対決にも注目が集まる。イングランドはメンバー23人全員が所属しているが、ベルギーも約半分の12人が所属。準決勝フランス戦では先発にE・アザール(チェルシー)やルカク(マンチェスター・ユナイテッド)ら10人が名を連ねた。この試合でも先発メンバーの大半がプレミアリーグ所属の選手になるだろう。

 4位が最高位のベルギーにとっては、勝利して歴史をつくることになる。マルティネス監督も敗れたフランス戦後に「3位になるチャンスはめったに訪れない。86年メキシコ大会が唯一のチャンスだったが、4位で終わった」とすぐに気持ちを切り替えていた。

 一方のイングランドは、90年イタリア大会以来となる3位決定戦となる。この大会では開催国イタリアに敗れて4位だった。今大会ブレークしたGKピックフォードは「めげずにやるよ。良い形で大会を終えたい」と必勝を誓った。

 ◆放送 テレビ朝日 14日午後10時10分