イングランドはベルギーに力の差を見せつけられ、90年イタリア大会以来2度目の4位で今大会を去ることになった。

 相手より準決勝から1日少ない中2日と厳しい日程で、ベルギー得意のカウンターを止められず。サウスゲート監督は「我々より先を行くチームに負けた。まだ、そのレベルに達していない」と完敗を認めた。トップとの差を痛感させられたが、4年後に希望を抱かせる今大会だった。平均年齢は25・7歳。24歳で主将を務めたFWケーンを筆頭に、ほとんどが次のW杯を狙える選手たち。同監督は「最盛期はまだまだ先」と話せば、DFストーンズも「(今後の)成長に期待を持ってもらっていい」と胸を張って言い切った。4年後、66年以来の優勝トロフィー獲得に向けて、確かな手応えを感じて母国に帰還する。