ブラジルのサッカークラブ、シャペコエンセの一行が乗ったチャーター機が28日夜(日本時間29日)、コロンビア中部メデジン近郊で墜落した。コロンビアのサントス大統領は29日、6人が生存していると明らかにした。ロイター通信などは乗客乗員75人が死亡したと伝えた。

<サッカー界の飛行機事故>

 ◆スペルガの悲劇 49年5月、トリノ一行を乗せた飛行機が遠征帰りにトリノ市郊外のスペルガの丘に墜落し、乗員を含む31人全員が死亡。当時のトリノはイタリア代表10人を擁し、セリエA4連覇中。国葬に約80万人が参列した。

 ◆ミュンヘンの悲劇 58年2月、マンチェスターUの選手らが乗った飛行機が、ベオグラードで欧州チャンピオンズ杯準々決勝を制しての帰りの給油地ミュンヘンで吹雪に見舞われ、離陸に失敗。選手8人ら23人が死亡した。

 ◆ガボンの惨事 93年4月、ザンビア代表を乗せたザンビア空軍輸送機が大西洋上に墜落。88年ソウル五輪代表メンバー6人を含む選手ら30人が死亡。