セビリア(スペイン)が敵地でマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)を2-1と下して2戦合計2-1、現行の大会方式では初、前身大会を含めると57-58年以来60年ぶりの8強入りを果たした。途中出場のFWベンエデルが2得点と、モンテッラ監督の采配が当たった。

 欧州リーグでは13-14年から3連覇を果たしたセビリアが、欧州CLで新たな歴史をつくった。スター軍団を相手にベンエデルが大仕事。後半27分に不発のコロンビア代表ムリエルに代わってピッチに出て、同29分には右足で、同33分には頭でゴールを奪った。2点目は相手GKデヘアがかき出し損ねたもので「彼が世界最高のGKの1人であることは分かっていたが、自分の本能を信じた」。今大会通算8得点とした。

 「人生最良の日。マンUのようなチームを倒すのは子供の頃からの夢だった」とも。マンUのポグバは移籍金8900万ポンド(約135億円)に対し、セビリアの最高額は2150万ユーロ(約29億円)のムリエルだとし、その番狂わせをを強調するメディアもあった。