ドイツ西部ドルトムントの裁判所で25日、昨年4月にドルトムントのMF香川真司選手(29)らが乗ったバス付近で爆発物を爆発させたとして殺人未遂などの罪に問われた男(28)の公判が開かれた。

 黒っぽいスーツ姿で証人として出廷した香川は「怖かった。1、2週間は眠りにつくのが難しかった」とコメント。欧州CL準々決勝第1戦モナコ戦に向かう途中での爆発で、試合が翌日に延期された当時を振り返った。出廷後の取材では「いつ人の手で命を落とすか分からない日常の中で(今回の事件を)経験して考えさせられた」と語った。