ユベントスがレアル・マドリードからポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(33)を移籍金1億ユーロ(約130億円)、4年契約で獲得した。

 ワールドカップ(W杯)も終盤となり、ロナウドという大物の移籍を受けて、移籍市場も一気に動く。まずはRマドリードにおけるロナウドの「後釜」は誰になるか、が最大の関心事。早くもさまざまな情報が出ている。

 以前から伝えられるのは、レアルがポーランド代表レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)、イングランド代表ケーン(トットナム)を狙うということ。ただ、2人ともセンターFW型だ。

 そこで出てくるのが、名ドリブラーのベルギー代表E・アザール(チェルシー)。本人が「レアルのユニホームはいつでも特別」などと発言。「チェルシーでは欧州CL優勝は難しいと考えている」とか「クラブが高値で放出する」とか、ささやかれ始めた。

 またブラジル代表ネイマール(パリサンジェルマン)のレアル行きの話も根強く残る。同じパリSGのフランス代表エムバペも人気急上昇。だが、2人とも2億ユーロ(約260億円)以上になる移籍金がネックだ。そこでパリSGでネイマールと確執があるウルグアイ代表カバニも候補になる可能性がある。

 一方で、ロナウド加入による「玉突き移籍」でアルゼンチン代表イグアインがユベントスから出そうだ。行き先はナポリ時代の恩師サリ監督が就任するとうわさのチェルシーか。今季から夏の移籍期間はプレミアは開幕前日の8月9日、セリエAは同18日までと短くなった。クラブ間や代理人も含めた駆け引きがヒートアップすることは間違いない。