アトレチコ・マドリード(スペイン)はMFサウルニゲス、FWグリーズマンのゴールで今季公式戦無敗のドルトムント(ドイツ)に勝利した。ドルトムントのMF香川真司はメンバー外だった。

Aマドリードは前回のアウェー戦で0-4と屈辱的な黒星。堅守が売りのチームが大きなダメージを与えられ、雪辱を果たすべき一戦だった。

前半33分にAマドリードは左サイドでボールを持ったサウルニゲスがフィリペルイスを走らせ、折り返したボールをコレアがスルーし、サウルニゲスがブルキの守るゴールへと教科書のような1発を左足でたたき込んだ。このゴールでチームは勢いに乗り、決定的なチャンスを何度も作り出した。後半35分には左サイドからカウンターを発動。ジェルソンが持ち上がり、トマスにつなぐと中に走り込んだグリーズマンに。エースはDFのプレスを受けながらも左足で飛び出すGKの届かないゴールへと流し込んだ。

ゴディン、コケ、ディエゴコスタら攻守の要となる選手たちをけがで欠きながら、シュート数11対1、枠内シュート数6対0が示すように自分たちのペースで試合を運んだ。グリーズマンは「今日のような夜がこのクラブでプレーを続けたいという喜びを与えてくれる」と切り出し、前回対戦での4失点完敗を回想して続けた。「ドイツで大きなダメージを与えられたことからもこの試合に気合が入っていた。ミスから自分たちは学んだし今日は良いイメージを見せることができた。主力にけが人がいたけれどもチームとしていつものようにしっかりと答えていた。これがアトレティコだ」。

この日はユースの試合でもAマドリードがドルトムントに4-0。シメオネ監督によるとこの快勝もチームを後押ししたようだ。「今日は午後4時から下部の選手たちの働きに満足している。素晴らしい試合をした。そこからエネルギーはポジティブなものになった。サイドを有効に使う相手からスペースをどうつぶすかをわかっていた。チームは7年で作り上げてきたものを再び見せてくれた。アントニー(グリーズマン)は今とても素晴らしい調子にある。彼の火がついた時、チームも良いパフォーマンスを見せることが出来る」。

Aマドリードは1次リーグA組で首位だったドルトムントに勝ち点9で並び、寒風の中スタジアムを満席で埋め尽くしたサポーターを満足させた。ただ指揮官は「まだ2試合残っている。いろんなことが起こり得る結果は残っている」と気の緩みを一切見せなかった。(山本孔一通信員)