サッカーの元イングランド代表FWピーター・クラウチ(38)が12日、自身のツイッターで現役引退を表明した。

リバプールやストークなどで活躍し、計11クラブでプレー。6月にバーンリーとの契約が終了していた。イングランド代表では06年と10年のW杯に2度出場。42試合に出場して22得点を記録した。

ツイッターに「たくさん考えた後、この夏でサッカーから引退することを決めた。これまでの素晴らしいゲームが、僕にすべてを与えてくれた。これだけ長く現役を続けられるよう、手助けてしてくれたみんなに感謝を述べたい」と、21年間のサッカー人生に幕を下ろしたことを発表した。

プレミアリーグでは468試合に出場して108得点を記録。「ロボットダンス」のパフォーマンスで話題となった。「もし17歳ぐらいの時に僕のことを『W杯でプレーして欧州CLの決勝に出場し、FA杯で優勝してプレミアリーグ100得点を挙げる選手だ』と言ってくる人がいたら、(変な人だと思って)絶対に避けていただろうね」と冗談交じりで記して「夢がかなったね」と、満足のサッカー人生だったことを打ち明けた。

クラウチはリバプール時代の05-06年シーズンにFA杯、06年のスーパー杯でタイトルを獲得した。06-07年シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(CL)ではACミランとの決勝戦に途中出場して無得点。チームは1-2で敗れて準優勝だった。