日本人選手を擁するビリャレアルとウエスカが13日、20－21年シーズンのスペイン1部リーグ開幕戦で対戦する。試合当日のスペイン紙は今季初戦を迎える久保建英（19）と岡崎慎司（34）について、両選手の先発出場を予想した。

昨季5位のビリャレアルは今夏、新監督にエメリが就任し、久保、パレホ、コクラン、ルジの4選手を補強した。プレシーズンマッチ5試合の成績は2勝3敗と負け越している。

スペイン紙マルカは、エメリ監督がウエスカ戦に向けて4－4－2で臨み、今季スペインで2シーズン目を迎え、今夏のプレシーズンマッチ全5試合出場（うち先発3試合）の久保を左サイドハーフで先発起用すると予想した。久保は開幕戦で激しいポジション争いを制し、チュクウェゼ、パレホ、コクランとともに中盤でプレーするとみられている。

一方、昨季2部リーグに優勝し、わずか1年で1部復帰を果たしたウエスカは今季、アンドレス・フェルナンデス、ガストン・シルバ、マフェオの3選手を獲得。プレシーズン4試合は2勝2分けと無敗だった。

昨季12得点を記録してチーム得点王となり、今夏のプレシーズンマッチでも好調を維持して4試合すべてに先発出場して2得点を記録した岡崎について、マルカ紙はビリャレアル戦で4－3－3のセンターフォワードとしてスタメン出場すると予想している。スペイン1部初挑戦となる岡崎はラファ・ミル、フェレイロと3トップを形成する。（高橋智行通信員）