バルセロナがリヨンとオランダ代表FWメンフィス・デパイ(26)の獲得で既に合意に達していると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が15日に報じている。同紙はオランダ紙テレグラフの情報を引用し、バルセロナが移籍金2500万ユーロ(約31億2500万円)プラス出来高ボーナス500万ユーロ(約6億2500万円)を支払い、デパイと契約を結ぶことでリヨンとすでに合意していると伝えており、今週末にバルセロナで入団発表を行う可能性があるとのことだ。

バルセロナのロナルド・クーマン新監督は、就任早々に戦力外通告を出したウルグアイ代表FWルイス・スアレスに代わる新たなセンターフォワードを求めており、デパイ獲得をクラブに強く要請したという。

一方、リヨンとの契約が来年6月30日まで残るデパイはバルセロナ移籍を心待ちにしているとのこと。プロキャリアをスタートしたPSV時代は左ウイングだったが、17年1月に入団したリヨンでストライカーとしての地位を確立している。

ムンド・デポルティボ紙は10日前、バルセロナが新型コロナウイルスの影響を財政面に受けているため、契約に1億ユーロ(約125億円)が必要と言われるインテル・ミラノ所属のアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスよりもデパイ獲得を優先すると報じていたが、それが実現することになりそうだ。(高橋智行通信員)