退団間近と報じられるサラゴサの香川真司(31)について、同じ2部のサバデルが獲得に向けて熱心に動いているとスペイン紙マルカが1日に報じている。

同紙によるとサバデルは、香川がサラゴサと契約解除するのを待っている状態であるとのこと。新たに就任したルベン・バラハ監督がブラジル人FWライー・ナシメント、セルタから期限付き移籍でやって来たウルグアイ人FWガブリエル・フェルナンデスに懸けることを決めたため、香川はすでにEU圏外枠の問題により登録外になっている。

そして先週よりサラゴサの練習に参加しておらず、バルセロナに住むことを好意的に受け取り、スペインサッカーで成功を収めることを望む香川にとって、サバデルは魅了的な選択肢だと同紙は伝えている。

また、香川は今季の契約が残る中での契約解除となるため、今季の年俸約53万ユーロ(約6625万円)について、次に移籍するクラブで受け取る給与額に応じて、サラゴサからその残りが支払われることで合意間近であるという。

すなわち、香川が現在報じられるサバデルからの年俸約10万ユーロ(約1250万円)のオファーを受け入れて移籍した場合、サラゴサから今季支払われる予定である残り43万ユーロ(約5375万円)を受け取ることになるとのことである。

香川がサバデルに入団した場合、指宿洋史、田辺草民に続くクラブ史上3人目の日本人選手となる。(高橋智行通信員)