ギリシャ1部の強豪PAOKがスペイン2部サラゴサを退団し、所属先のないMF香川真司(31)の獲得に迫っていると、ギリシャを中心に、欧州の複数メディアが24日、報じている。

PAOKはギリシャ・テッサロニキを本拠地とし、同国1部リーグの強豪で今季も上位につけている。

「契約は1年半」「週明けにはテッサロニキ入りする」などと、報じられている。

香川はセレッソ大阪からドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドと輝かしいキャリアを歩み、日本代表としてワールドカップ(W杯)にも14年ブラジル大会、18年ロシア大会に背番号10を背負って出場している。

ベシクタシュ(トルコ)でのプレー経験もあり、移籍が決まればドイツ、英国、トルコ、スペインに続き5カ国目。

ギリシャでは、パナシナイコスで梶山陽平がプレーするなど、過去に日本人が数人プレーしている。

スペイン紙マルカ(電子版)は入団が間近となっていると報じた。

マルカによると、香川はサラゴサとの契約が切れた後も同地に住み続け、練習を続けている。スペイン国内の移籍先を探していたが、試合勘が鈍ることを嫌い、数カ月前からオファーを出しているPAOK移籍に傾いているもようだという。

サラゴサは現在も香川への報酬を支払い続けているというが、PAOK入りが決まれば年俸全額を支払わなくて済むとも報じている。