イスラエル1部ハポエル・ハイファ-ベイタル・エルサレム戦で、トランスジェンダーの女性であるサピル・ベルマン主審が笛を吹いた。米ヤフー電子版が報じた。

男性として生まれたベルマン審判は、幼少期から自分のことを女性だと考えていたという。すでにイスラエルのトップレフェリーとして活躍していたベルマン審判は、4月27日に自分がトランスジェンダーの女性だと告白。この日が公表後、初めての試合だった。

スタジアムの外では「スーパー・ウーマン 信じられないほど勇敢」という横断幕を掲げるファンも。イスラエルサッカー協会は公式ツイッターで「これが長く、素晴らしい旅路の第1歩。サピル、君とともに踏み出すことができて誇りに思う」と祝福のツイートを行った。

トランスジェンダーの審判はイスラエルでは初めて。世界では18年に英国のルーシー・クラーク審判がトランスジェンダーだとカミングアウトしている。