バルセロナのロナルド・クーマン監督(58)が10日、レバンテ戦の前日会見に出席。

自身の去就について「自分の将来についてそれほど心配する必要はない。私は2年契約を結んでいるので、来季も監督を務めると思っている。もしそうでなければラポルタ会長が私に伝えてくれるだろう。我々はシーズン終了後に話し合う約束をしているし、まだ2~3週間ある」と説明。来季もチームを率いる心構えを示した。

また、頓挫した欧州スーパーリーグへの参加により、欧州サッカー連盟(UEFA)から欧州チャンピオンズリーグ(CL)追放処分を受ける可能性が報じられている件について聞かれると「分からない。その問題については関わっていなかったので、意見できない。UEFAが我々を追放できるかどうか分からないが、自分はそれについて興味がない」と話すにとどめた。

スペインリーグも残り3試合。首位Aマドリードが勝ち点77。2位Rマドリード、3位バルセロナが勝ち点75で続いている。ライバルの試合を見るかと問われたクーマン監督は「Rマドリードの試合(9日セビリア戦)の最初20分間だけ見て、その後はユベントス対ミランを見た。なぜならそれを見ると私は少しナーバスになるからね。別の試合を見て、試合が終わった時に結果を知りたい」と明かした。

Rマドリード-セビリア戦でレアルDFミリトンがハンドを取られたプレーについては「審判でさえ(自分の判定に)疑問を持っている。選手や監督はいつハンドを取られるのか分かっていない。それはスペインだけでなく、全ての国で起こっている」と話し、ハンドのルールが不明確であることを皮肉った。(高橋智行通信員)