東京オリンピック(五輪)日本代表と同スペイン代表が17日、神戸で行われた東京オリンピック(五輪)に向けた最後のテストマッチで対戦し1-1で引き分けた。スペイン紙アスが試合翌日の紙面でこの試合を戦った両チームの選手を採点した。

この一戦に出場した計40選手の中、最高評価の3点がつけられたのは、日本の相馬、久保、スペインのペドリの3選手のみ。この中で久保について「交代するまでこの試合のベストプレーヤーだった。先制点は久保の素晴らしいプレーから生まれた。左サイドでスビメンディを突破してマイナスの好パスを送り、堂安がスーパーゴールをゴール左上隅に突き刺した」と、先制点の起点になったことを高く評価した。

ペドリについては「ピッチに入った後半22分以降、ゲームが劇的に変化した」と流れを変えたことを強調し、「ゲームの所有者となり、ファンタジーあふれるパスを何本も出し、その足でスペインのゴールにつながるプレーを作り出した」と、そのパフォーマンスを大絶賛している。

同紙は東京五輪に向けた最初で最後のテストマッチを終えたスペイン代表について「ポジティブな結論を得ることができた。欧州選手権に参加した選手たちはフレッシュな状態でチームに加わり、ペドリは魔法を失っておらず、セバリョスは素晴らしい瞬間を過ごしており、ミケル・メリノは(負傷していた)背中の問題をすでにクリアしている。日本に環境に適応することができれば、スペイン代表は人々に喜びを与えることができるだろう」と前向きにとらえていた。

 

<日本代表の評価>

 

3点=相馬、久保

2点=谷、吉田、板倉、旗手、遠藤、堂安、田中

1点=酒井、冨安、林、大迫、橋岡、瀬古、中山、三好、上田、前田

0点=町田

 

<スペイン代表の評価>

 

3点=ペドリ

2点=ミランダ、スビメンディ、セバリョス、ダニ・オルモ、アルバロ・フェルナンデス、エリク・ガルシア、カルロス・ソレル、ブライアン・ヒル

1点=ウナイ・シモン、オスカル・ヒル、ミンゲサ、パウ・トーレス、ミケル・メリノ、アセンシオ、ラファ・ミル、モンカヨラ、プアド、オヤルサバル

評価なし=ククレリャ

(高橋智行通信員)