セビリアが26日、スペイン五輪代表FWブライアン・ヒル(20)のトットナムへの完全移籍および、トットナムからアルゼンチン人MFエリク・ラメラを獲得したことを公式サイトで発表した。

トットナムはブライアン・ヒルと2026年6月30日までの5年間、セビリアはエリク・ラメラと2024年6月30日までの3年間、契約を結んでいる。

セビリアはこのオペレーションの具体的な内容を明かしていないが、スペイン紙アスはトットナムがブライアン・ヒルを獲得するために、移籍金2500万ユーロ(約32億5000万円)および出来高ボーナスを支払うことに加え、アルゼンチン人MFエリク・ラメラを譲渡することでセビリアと合意したと説明した。

過去、セビリアの下部組織出身選手の移籍金最高額は、2005年夏にセルヒオラモスがレアル・マドリードに移籍した際の2700万ユーロ(約35億1000万円)、2番目はホセ・アントニオ・レジェスが2004年1月にアーセナルに移籍した時の2400万ユーロ(約31億2000万円)だった。そのため800万ユーロ(約10億4000万円)~1000万ユーロ(約13億円)と報じられる出来高ボーナスを加えると、ブライアン・ヒルがセビリア史上の下部組織出身選手の移籍金最高額を更新することが確実となっている。

(高橋智行通信員)