カルロ・アンチェロッティ監督(62)はレアル・マドリード監督復帰会見時に、攻撃的なサッカーを展開することをスローガンに掲げていたが、有言実行していることをスペイン紙アスが24日に伝えた。

アンチェロッティ監督は前回Rマドリードを率いた際、BBC(ベイル、ベンゼマ、クリスティアノ・ロナウド)を擁して超攻撃的サッカーを実践し、2013-14年と2014-15年の2シーズンの公式戦成績は119試合322得点、1試合平均2.7得点だった。この中で特筆すべき点は3分の1に近い35試合で4ゴール以上決めていたことである。

Rマドリード監督として2期目をスタートした今季、アンチェロッティ監督はその流れを維持しており、クリスティアノ・ロナウドが退団した2018年夏以降続いていた得点力不足を見事に解消している。

ここまで公式戦7試合を戦い、22ゴールを決めて1試合平均3.14ゴールを記録。そのうちアラベス、セルタ、マジョルカ相手に4ゴール以上決めている。

リーグ戦ではここまで戦った6試合で20チーム中最多の21ゴールを決め、1試合平均3.5ゴールを記録。得点ランキングでカリム・ベンゼマが8得点でトップに立ち、ビニシウスが5得点で2位につけている。

これによりアンチェロッティは、Rマドリードで21世紀以降のリーグ開幕からの6試合で最多得点を記録した監督となっている。これにモウリーニョが2011-12年シーズン、アンチェロッティ自身が2014-15年シーズンにそれぞれ記録した20ゴールで続いている。(高橋智行通信員)