新指揮官のシャビ監督(41)が率いるバルセロナ(スペイン)の決勝トーナメント進出(16強)に暗雲が垂れ込めた。

バルセロナは前半43分にFWデミルのシュートがバーをたたくなど惜しい場面もあったが、ベンフィカ(ポルトガル)とスコアレスドロー。勝っていれば決勝T進出が決まっていたが、ベスト16をかけて最終節バイエルン・ミュンヘン戦を戦うことになった。以下、試合後インタビューでのシャビ監督の一問一答。

-試合について

シャビ監督 我々はベンフィカをはるかに上回っていたし、もしゴールを決めていれば、素晴らしい試合になったはずだ。我々は勝利を目指して(Bミュンヘン戦を行う)ミュンヘンに向かう必要があるが、今日はとてもいいプレーができたと思うし、自分たちが望むバルサだった。

-内容を振り返って

シャビ監督 素晴らしいゲームをしたが、得点力不足だった。ここ2試合で1ゴールしか決められず、しかもその得点はPKだったから。だから決定力をもっと高める必要がある。しかしチームを非難することは全くできない。選手たちの姿勢やファンはとても素晴らしかった。我々はほぼ完璧な試合をやったので、ゴールを決められなかったのは残念だ。

-最終節Bミュンヘン戦で勝つことができるか

シャビ監督 我々はバルサであり、(1次リーグ突破は)自分たち次第だ。全力で臨まなければいけないし、これまでと同じ連帯感や守備での責任感を持って戦う必要がある。今日は0-0の引き分けに終わったが、我々は本当に素晴らしいゲームをやったと思う。

(高橋智行通信員)