レアル・マドリードとチェルシーのメンバーのうち、新型コロナウイルスワクチンを接種していない選手は欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦のアウェー戦でプレーできない可能性が出てきた。ESPN電子版が報じた。

決勝T1回戦でRマドリードはパリ・サンジェルマンと、チェルシーはリールとそれぞれ対戦する。フランスの法律が変更となり、ワクチン接種者かコロナから回復した者しか大きなアリーナには入れなくなる。これは選手、観客、フランス人、外国人すべてに適用される見通しで、Rマドリードとチェルシーのワクチン未接種選手は試合に参加できなくなる。

欧州サッカー連盟(UEFA)は基本的には「すべての選手は試合が行われる国のルールに従うべき」という考え。だが欧州CLには国外から多くの関係者も詰め掛けるため、現在UEFAがフランスで行われる試合の開催について関係各所と協議中だ。現時点でホーム戦、アウェー戦ともに中立国で行う可能性も残されているという。そうすれば全選手が試合に参加できる。

昨年12月に発表された最新のプレミアリーグの調査では16%の選手がまだワクチンを接種していないという。チェルシーは誰がワクチン未接種なのかは公表していない。