プレミアリーグのスター選手が4日、20代の女性Aさんへの性的暴行容疑で逮捕された。同選手は翌5日に保釈金を支払って保釈されているが、所属クラブのプレシーズンツアーには参加できないでいるという。29歳のその選手は法律上の理由で名前は明かされていない。

英サン紙電子版によると、4日午前3時に同選手の豪華邸宅に6台のパトカーが集結。身柄が確保された。Aさんは今年6月に選手から性的暴行を受けたと主張し、警察当局に対して体のあざが写った写真を提出しているという。

驚くべきは同選手に対しては昨年も性的暴行疑惑が浮上していたということ。英ガーディアン紙電子版によると、所属クラブもその事実を知りながら、昨季終了までプレーを続けさせていたという。

ガーディアン紙によると昨年8月、別のBさんという女性から、同選手に性的暴行を受けたとの訴えがロンドン警視庁に寄せられた。だが暴行が行われたのが英国外という説明だったため、ロンドン警視庁は事件が起こったとされる国の警察当局へ、情報を提供するにとどめた。

だがBさんは今年2月にも選手から性的暴行を受けたとロンドン警視庁へ訴えを起こした。今度はロンドン市内で被害にあったということで、同警視庁は3月に前回の国外の事件も含めて捜査を開始し、現在も継続している。

所属クラブは昨年秋までにはBさんへの性的暴行容疑を把握していたが、選手にそのままプレーを続けさせていたという。