レアル・ソシエダードのイマノル・アルグアシル監督(51)が、久保建英(21)の希望を明かした。

左肩脱臼後、公式戦3試合出場がない久保について、「セビリア戦に出場して勝ち点を26に伸ばした後、ワールドカップ(W杯)に参加したがっている」とした。

Rソシエダードは9日、スペインリーグ第14節でセビリアとアウェーで対戦する。W杯カタール大会開幕前の最後のリーグ戦を翌日に控え、アルグアシル監督が8日の記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙マルカ電子版が同日に伝えている。

アルグアシル監督はその際、けがから復帰し前節バレンシア戦でそろってベンチ入りするも、退場者が出たことで出番のなかった久保建英とシルバの状態について、「2人がさらに数日間トレーニングを行い、かなりよくなっていることは朗報だよ。先日の試合(バレンシア戦)でメンバー入りしたのは、プレーできるコンディションにあったからだ。もし試合の状況が異なっていれば、出場するチャンスは十分にあった」と説明した。

続けて久保がW杯を間近に控えていることについて、「タケの考えは明らかだ。セビリア戦に出場して勝ち点を26に伸ばしてから、W杯に参加したがっている」と本人が公式戦4試合ぶりの出場を強く希望していることを明かした。

Rソシエダードはセビリア戦後、13日に国王杯1回戦でスペイン6部のカサレガスと対戦し、W杯開催によるリーグ戦中断期間を迎える。(高橋智行通信員)