ドイツ1部リーグ、アイントラハト・フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠(38)が、古巣浦和レッズとの親善試合に後半30分から出場した。

埼玉スタジアムの2万4027人の観客は大きな拍手で長谷部の帰還を祝福した。長谷部は10月12日の欧州チャンピオンズ・リーグ(CL)で左膝を痛め長期離脱していた。15日の前日練習も別メニュー調整だったが、本人は出場を明言していた。宣言通り、後半30分にピッチに入った。

試合は前半から浦和が圧倒。前半19分、MF江坂のスルーパスにFWユンカーが抜け出し先制。前半27分にも再び江坂のパスからユンカーがシュートを放ち追加点を挙げた。

後半2分、EフランクフルトはCKから1点を返す。だが、その直後の後半5分、浦和が左CKの流れからDFショルツが追加点。後半33分にもMF松尾がドリブルから得意のカットインで加点した。

後半36分、EフランクフルトはFWフェリの得点で追い上げたが、反撃もここまでだった。

長谷部は負傷後、初の実戦ということもあり自身のパスミスからピンチを招く場面もあったが、後半ロスタイムにはペナルティーアークからミドルシュート。浦和GK西川の真正面に飛び、キャッチされたが、浦和サポーターの前でしっかりプレーする姿を見せた。