プレミアリーグ・トットナムのアントニオ・コンテ監督(53)が、イングランド代表FWハリー・ケーン(29)の後半戦の奮起に期待した。

ケーンは22年ワールドカップ(W杯)カタール大会準々決勝フランス戦で、同点のチャンスにPKを失敗。チームは1-2で敗退となった。

母国イタリアでテレビで観戦していたコンテ監督にとって、ケーンのPK失敗は94年米国大会決勝・ブラジル戦でのチームメート、ロベルト・バッジオのPK失敗とダブる部分があったという。

英サン紙によると、コンテ監督は「彼(バッジオ)は(イタリア代表の)チームメートで、あの時どのような様子だったかよく覚えている。彼にとってはボールを枠外に蹴ってしまうことは信じられないことだっただろう。PKを本当に得意にしている選手だったから」「これ(ケーンのPK失敗)はまた新たな事例となった。最高の選手が責任を持ってPKを蹴る。しかし責任を持って蹴ろうとすれば、失敗だってあるということ」と話した。

コンテ監督は米国大会決勝でベンチ入りしていたが出番はなし。「私はブラジル戦でPKを失敗しなかった。なぜならプレーしなかったからだ。私は今までバッジオやデルピエロ、そして今回のハリーなど、重要な選手がPKを失敗するのを見てきた。彼らがPKを蹴れば失敗する確率は1%もないだろう。でもそれは起こり得る。普通のことなんだ」と、だれにでもPK失敗はあると説明した。

イングランド-フランス戦ではケーンが2度PKを蹴り、フランスのGKはトットナムのチームメートであるロリスだった。ケーンは手の内を知られている感覚に襲われたのか、2度目のPKでシュートをゴール上へ外した。コンテ監督は「ウーゴ(ロリス)はハッピーだったかもしれないが、一方で申し訳なく思っていたはず。私は確信している」と話し、2人の間にはあつれき等はないと強調。「ハリーは強い人間だ」と、W杯後、初戦となる26日ブレントフォード戦でのケーンの活躍に期待した。