マンチェスター・シティーのノルウェー代表FWハーランド(22)に関する契約解除金の設定が1年先送りになったとスペインのラジオ局カタルーニャ・ラジオが16日に報じた。

当初、ハーランドの契約には24年夏に契約解除金が2億ユーロ(約280億円)に設定される条項があり、その金額を支払うクラブが現れた場合、他クラブに自由に移籍できるようになっていた。

しかし同メディアによると、ハーランドの契約にはさらに、マンチェスター・シティーのグアルディオラ監督が今年6月に満了する予定だったマンチェスター・シティーとの契約を延長した場合、契約解除金の設定が1年先送りされる条項があったとのことだ。

これによりグアルディオラ監督が昨年11月に、契約を25年夏まで2年間延長したことで、ハーランドの契約解除金の設定年も25年まで1年先送りされることになったという。これはRマドリードなど、24年夏にハーランド獲得を狙っていたクラブのプランに大きな影響を与えることになると推測されている。

もちろんハーランドは25年夏よりも前に移籍することもできるが、その場合、獲得を望むクラブはマンチェスター・シティーと直接、価格交渉を行わなければならない。そして仮にマンチェスター・シティーが放出を認めたとしても、25年夏に契約解除金として設定される予定の2億ユーロよりも高額になる可能性が高いだろう。(高橋智行通信員)