アルメリア戦で2試合ぶりに先発出場し決勝点をマークした日本代表MF久保建英(21)に対し、クラブの地元紙が試合翌日の紙面で唯一の最高点をつけた。

Rソシエダードは、23日のホームで行われたアルメリア戦に1-0で勝利した。2試合ぶりに先発出場した久保は、いつも通り4-3-3の右ウイングでプレー。前半終了間際に右サイドからカットインしてペナルティーエリア内で左足の強烈なシュートをゴール左上隅に突き刺し、今季9点目を記録した。

クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコはチームを勝利に導く活躍を見せた久保について、「ラ・レアル(※Rソシエダードの愛称)を来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場に近づけるゴールは値千金だった。アキエメを混乱させ、ボールコントロールも素晴らしく、ポスト直撃のシュートを放ったバレネチェアにボールを送った。後半17分に放ったシュートはわずかに枠を外れ残念だった」と寸評し、チーム唯一の最高点をつけた(最高5点)。久保に続き、レミーロ、ル・ノルマン、パチェコ、ミケル・メリーノが4点だった。

久保の今季ここまでのリーグ戦成績は、33試合(先発27試合)で2309分出場、9得点4アシスト。Rソシエダードのスペインリーグ成績は36試合20勝8分け8敗の勝ち点68で4位につける。5位ビリャレアルが24日のカディス戦で勝てなかった場合、次節を待たずに12-13年シーズン以来となる10季ぶりの欧州CL出場権獲得が決定する。

今季も残り2節となる中、チームは次節、28日の第37節で2位につける強豪アトレチコ・マドリードとアウェーで対戦する。(高橋智行通信員)

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