バルセロナのシャビ監督(43)が、クラブのジョアン・ラポルタ会長に「来季リオネル・メッシを復帰させたい」と伝えたことを明かし、元チームメートとは「定期的に復帰の可能性について話している」と説明した。ESPN電子版が報じた。
35歳のメッシは2年前に契約満了でバルセロナを去ったが、パリ・サンジェルマンとの契約が満了する今夏には移籍金なしで復帰させることができる。シャビ監督はスペイン地元メディアの取材に対し「私が担当しているサッカーの面でいうと、メッシが戻ってくれば、我々を助けてくれることに疑いの余地はない」「私は、会長にそのことをはっきりと伝えた。なぜなら、彼はまだ違いを生み出す存在であり、ハングリーであり、勝者であり、リーダーであるからだ」などと話した。
シャビ監督は「メッシが多くのことをもたらしてくれることは間違いない」とした上で、バルサ復帰については「彼次第だ」と話し、メッシが決断するかどうかにかかっていると説明した。
ただバルセロナがメッシを復帰させるためには本人の同意に加え、金銭的なハードルもクリアしなければならない。
スペインリーグのファイナンシャル・フェアプレー・ルールを順守しながら、バルサに残留する選手たちを来季に向けて登録し、さらに新たな選手を獲得するには、まず1億5000万ユーロ(約218億円)以上の節約をする必要がある。バルセロナからは高給取りだったブスケツとジョルディ・アルバが退団し、それ以外の賃金削減にも着手している。