レアル・マドリードのクロアチア代表MFモドリッチ(37)がサウジアラビアからの巨額オファーを断ったとスペイン紙アス電子版が17日に報じた。

同紙はジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が伝えたニュースをもとに、サウジアラビアのアル・ヒラルから届いた給与総額2億ユーロ(約300億円)の3年契約というビッグオファーを拒否したことを明かしている。

モドリッチのRマドリードとの現行の契約は今年6月30日までで満了するが、すでにクラブから1年延長のオファーを提示されており、それを受ける決断を下したとのことだ。また同紙はモドリッチがサウジアラビアからのビッグオファーを拒否した理由のひとつとして、家族がマドリードでの生活を快適に感じているためだとも説明している。

モドリッチは今回の決断により来季、Rマドリードで12シーズン目を過ごすのが決定的となった。今季は公式戦52試合に出場して6得点5アシストを記録。現在、クロアチア代表のキャプテンとして欧州ネーションズリーグ・ファイナルフォーを戦っており、準決勝オランダ戦では年齢を感じさせないパフォーマンスを発揮して先制点のPKを誘発。さらにPKでチームの4点目を決めて、チームを18日にスペインと対戦する決勝に導いた。(高橋智行通信員)