スペインサッカー連盟(RFEF)は、20日に行われた23年女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会決勝のイングランド戦で決勝ゴールを決めたDFオルガ・カルモナ(23=レアル・マドリード)の父親が亡くなったことを、試合の数時間後に発表した。

カルモナは試合中は父親の死を知らされておらず、優勝を決めた後にそれを知ったという。RFEFは死因は明らかにしていない。

RFEFは「オルガ・カルモナの父親の死を発表しなければならないことをとても残念に思います」

「カルモナはW杯決勝の後に悲しい知らせを知りました。この深い悲しみの時に、オルガとその家族に深い哀悼の意を表します」

「我々はあなたを愛しています、オルガ。あなたの名前はスペインサッカーの歴史に刻まれました」と声明を発表した。

カルモナは決勝戦の試合終了の笛の後、スペイン代表の同僚とともにフィールドで祝福し、踊り、トロフィーの授与式にも参加していた。

その後、カルモナはSNSを更新。「知らないうちに、試合が始まる前から、自分には(運命の)星がついていた」

「あなたが私に素晴らしいことを勝ち取る力を与えてくれたことは分かっています。あなたが今夜の私を見ていて、私を誇りに思ってくれていることも分かっています。お父さん、安らかに」などとコメントした。

レアル・マドリードも「レアル・マドリード、クラブ会長、取締役会は、私たちの選手であるオルガ・カルモナの父親が亡くなったことを深く悲しんでいます。レアル・マドリードは、オルガとその家族、そして愛するすべての人々に哀悼の意を表し、心よりお悔やみ申し上げます。彼のご冥福をお祈りします」と声明を発表した。