古巣ヘタフェ戦で今季4点目を記録したレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)に、クラブの地元紙が及第点をつけた。

Rソシエダードは24日、ホームで行われたスペインリーグ第6節でヘタフェ相手に4-3で勝利し、今季2勝目を挙げた。久保はリーグ開幕から6試合連続でスタメン入り。4-4-2の右サイドハーフで出場すると、前半開始早々の2分にブライス・メンデスのスルーパスから先制点を記録した。その後、激しい点の取り合いとなる中、今季2回目のフル出場を達成している。

クラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアはこの日の久保について、「徐々に調子を上げていった。フィジカル面が極めて優れ、あらゆるものに耐え抜くことができる。暑さに関係なく、最後のプレーまでトライし続けた。両足からあふれ出る生粋の才能を発揮し、終盤のパフォーマンスは素晴らしかった。両サイドで顔を出し、ラ・レアル(※Rソシエダードの愛称)の先制点を記録した」と高評価し8点(最高10点)をつけた。

チーム最高点は1得点1アシスト、さらにPKを誘発したブライス・メンデスで9点。スベルディア、ミケル・メリーノ、オヤルサバルが久保に並ぶ8点だった。

久保の今季のスペインリーグ成績は6試合(全て先発)、486分出場、4得点1アシスト。Rソシエダードは6試合を終え、2勝3分け1敗の勝ち点9で暫定8位に順位を上げている。

Rソシエダードはこの後、中2日で27日にバレンシアとアウェーと対戦。さらにその4日後の30日にビルバオとのバスクダービーに臨む。(高橋智行通信員)