アラベス戦の前半終了間際に負傷交代を余儀なくされたレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)について、クラブの地元紙は「ほとんど何も残せなかった」と評した。

Rソシエダードは31日、アウェーで行われたスペインリーグ第30節でアラベスと対戦。パチェコのゴールで1-0の勝利を挙げ、3連勝を達成した。

代表戦から戻った久保はリーグ戦2試合連続の先発出場。いつも通り4-3-3の右ウイングでプレーしたが大きな見せ場を作ることはできず、前半終了間際に右足大腿後部を痛め、交代を余儀なくされた。

クラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアはこの日の久保について、「最初から快適にプレーできていなかった。CKや非常にクオリティーの高い細かい動作を除き、けがをする前にほとんど何も残せなかった」と評し、チーム最低タイの5点(最高10点)をつけた。

一方、ザハリャンがチームトップの9点。続いてスベルディア、パチェコ、ミケル・メリーノが8点、トラオレ、ハビ・ガランが7点、スビメンディ、バレネチェア、ベッカーが6点。

そして、レミーロとオヤルサバルが久保と同じ5点。ティアニー、アンドレ・シウバ、トゥリエンテスは採点なしだった。

久保のスペインリーグ成績は23試合(先発21試合)、1797分出場、7得点3アシスト。Rソシエダードの成績は30試合13勝10分け7敗の勝ち点49で、6位の座をキープした。

Rソシエダードは次節、14日にホームで最下位アルメリアと対戦する。(高橋智行通信員)