イングランド・プレミアリーグでMF遠藤航の所属するリバプールが、今季限りで退任するクロップ監督の後任にオランダ1部リーグのフェイエノールトを率いるアルネ・スロット監督を招聘(しょうへい)することで両クラブが合意したと26日、BBCなど英メディアが一斉に伝えた。

フェイエノールトとの契約は2年残っており、リバプールが支払う違約金は最大1100万ユーロ(約18億1500万円)に上るという。オランダ出身で45歳のスロット監督は昨季フェイエノールトをリーグ優勝に導き、FW上田綺世が加入した今季はリーグ2位だが、オランダ・カップで優勝した。

スロット監督は25日、スポーツ専門局ESPNのインタビューで「クラブ間で交渉している。合意を待たなければいけないが信じている」などと語り、リバプールの監督に就任する希望を明らかにしていた。

今季限りで退任するクロップ監督は26日に「世界で最高の仕事」とし、「彼のチームのサッカーが好き。本人がそれを望んでいるのなら喜ばしいこと」とコメントした。