今季限りで現役を引退した元日本代表でブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトMF長谷部誠(40)が24日、都内で引退会見を行った。執行役員のマルクス・クレーシェ氏とともに黒のスーツ姿で姿を見せた長谷部は「自分の能力の中ではこれ以上のキャリアは積めないのではないかと思う。やりきった思いがある。後悔はまったくない」と思いを語った。

5月18日に自身の現役最後の試合となるリーグ最終節ライプチヒ戦を終えた。約1週間がたったいま「頭は引退したことを理解しようとしている。ただ、体が今すぐにでもボールを蹴りたいとうずいている。体が理解してくれないような感覚がある」と、20年以上のプレーを終えた現在の感覚を口にした。

選手として常に自分を客観視してきたという。「選手としての能力も、パーソナリティーも目立つわけではない選手。ここまでのキャリアを築いて、タイトルもたくさんとった。自分の能力の中ではマックス。もう1回同じキャリアを積めるかといえば、積める気がしない」と、やりきった思いをすがすがしい表情で語った。

現役引退を発表したのは4月。その際の会見では「ドイツは第2の故郷だし、アイントラハトはもちろん僕のクラブ」と強い愛情を口にした。今後もクラブに残り、指導者の道へ進むことになる。

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