フェイエノールトの日本代表FW上田綺世(27)が敵地のNECナイメヘン戦で先制点を決めた。今季23点目で得点ランキング首位独走。ベルギー1部セルクル・ブリュージュ時代の22-23年にマークした22点(プレーオフ含む)のシーズン自己最多記録を更新し、日本のエースFWが6月のW杯へブレークスルーした。同僚の日本代表DF渡辺剛(29)はフル出場。2位につけるチームは終盤に追いつかれ、1-1で引き分けた。
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182センチの上田が抜群の跳躍力で競り勝った。前半18分、右CKを高い打点のヘッドで合わせ、ゴール左上に突き刺した。「イメージ通り。チームとしてデザインした形で、セットプレーのゴールも取れている。自分も成長している」と手応えを口にした。得点ランキング首位独走の今季リーグ戦23点目。シーズン自己最多記録を更新した。
今季の23点のうち9点がヘディング弾。頭でのゴールに限っても昨季の通算7点を上回る。1試合4ゴールを挙げた第15節(昨年12月)のズウォレ戦では右足で1点、頭だけで3点を決めた。「数十センチの駆け引きをずっとやってきた。チームメートも分かってくれている」と上田の動き出しに味方が反応した。そうした連係向上も得点増の理由。だから、クロスなどをピンポイントで合わせるゴールが増えた。
6月開幕のW杯北中米大会で日本代表はオランダ代表と1次リーグ初戦で対戦する。日本代表のエースでもある上田はオランダの脅威となるだけに、現役時代に同国代表として歴代2位のゴール数を記録したファンペルシー監督は上田の活躍に「(母国が)ちょっと心配」と複雑な心境を吐露していた。
そのエースが後半43分に交代で退いた後、チームは同追加タイムに失点して追いつかれた。妥協を許さないFWは「もっと個人個人が賢く考えて、試合に勝つためにプレーしないといけない」と課題を挙げた。
今季は得点ランキングで2位に8差をつけ、得点王をほぼ手中にしている。リーグ戦は残り4試合。既にPSVアイントホーフェンの3連覇が決まり、2位につけるチームの直近の目標は最高峰の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得となる。

