左太もも裏を痛めて長期離脱していたRソシエダードの日本代表MF久保建英(24)がホームのヘタフェ戦で約3カ月ぶりに先発復帰を果たし、フル出場した。

得点には絡めず、チームも0-1で敗れたが、今季4度目のマンオブザマッチ(MOM)に輝いた。開幕まで50日を切ったW杯北中米大会へ、状態は上向き。世界一を目指す日本にとっても喜ばしい90分間となった。

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久保が完全復活へまた1歩近づいた。左もも裏の肉離れを負った1月18日のバルセロナ戦以来、94日ぶりのスタメン。定位置の右サイドで積極的な仕掛けを見せてチャンスを演出した。自身プロキャリア初タイトルとなった4月18日の国王杯決勝から中3日の過密日程ながらフル出場し「うまくいかなかった。相手はやるべきことをやった。すぐ試合があるので、切り替えたい」と言葉少なに振り返った。

待望の先発復帰となった。1月の大けがで2カ月半、離脱。長いリハビリ期間では「復帰が近づくにつれ、できることが増えてくるにつれ、また切れたらどうしようという気持ちとかがあった」と少なからず不安もあった。4日のレバンテ戦でベンチ入り。11日のアラベス戦は36分間の出場。18日の国王杯決勝は延長戦を含めて32分間ピッチに立つなど順調にステップを踏んだ。

この日は最初からエンジン全開。前半18分には、ショートCKからキックフェイントで相手DF2枚を豪快にかわして好機をつくった。試合終了間際には右サイドでボールを持ち、果敢に仕掛けて、得点機を生み出すなどしてMOMに。国王杯後に「ケガする前よりも、しっかり補強して帰ってこられている」と自信を示していたが、復帰後初先発で終盤までキレが落ちなかった。W杯北中米大会開幕(6月11日)まで2カ月弱。最高の状態で臨むために、総仕上げの期間とする。