サッカーのU-20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)は27日に閉幕した。大会前には国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長への反発から、欧州連盟(UEFA)が一時FIFA主催大会への不参加を表明。予定通りに開催されてスペインの優勝で幕を閉じたが、不穏な空気は払拭(ふっしょく)されていない。

日本を含む24チームで争った大会に欧州勢は開催国ポーランドを含む6チームが出場。スペインは決勝で北朝鮮にPK勝ちし、2大会ぶり2度目の頂点に立った。インファンティノ会長が表彰式でトロフィーを持つと、会場から指笛やブーイングが飛ぶ一幕もあった。

FIFAは7月にW杯の運営などを担う子会社設立計画を発表したが、過剰な商業主義を招くとして強い批判を浴びた。UEFAはFIFA主催大会への不参加で一致。計画の撤回と再提案がされない確約が得られたとしてボイコットを取りやめたのは、今大会の開幕わずか9日前だった。

来年3月のFIFA会長選で再選を目指すインファンティノ会長の透明性を欠く手法への批判は根強い。U-20女子W杯期間中にもフランスなどが不支持を表明した。ロイター通信によると、同会長はFIFAの意思決定方法の改革を検討するとの書簡を加盟協会に送付。支持のつなぎ留めに躍起になっている。