元日本代表監督イビチャ・オシム氏(69)が、母国ボスニア・ヘルツェゴビナ協会の正常化委員会座長に就任したことが21日、分かった。同協会は民族紛争の影響で3民族から会長が選出される3人体制の異常事態が続いている。FIFA(国際サッカー連盟)から一本化を要請されたが総会で否決、1日にFIFAから資格停止処分を受けていた。同協会は処分撤回を目指しオシム氏を座長に同委員会を立ち上げた。オシム氏の会長就任が有力ともいわれているが、関係者によると、自分以外の適任者選出を念頭にかじ取りを行っているという。5月26日の同協会総会までに会長選出を目指す。