【ナッシュビル(米国)17日(日本時間18日)=佐藤成】異例の朝会議でチームを引き締めた。FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に臨む日本代表は1次リーグ第2戦チュニジア戦(20日、メキシコ・モンテレイ)に向けて調整。

5大会連続5度目の大舞台に挑むDF長友佑都(39=FC東京)が発案し、この日の練習前に選手ミーティングを実施。過去の経験から「鬼門」第2戦に向かう心構えを伝授した。時間は5分ほどだったが、影響力は絶大。隙なく次戦に向かう。

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「ナッシュビルの朝」が大会を勝ち抜く上でのポイントになるかもしれない。1大会では異例となる2度目の選手ミーティングで、長友が闘魂を注入した。経緯を明かす。

「(前回)カタールの時と同じようなシチュエーションなんで。初出場の選手もいますし、そこでやっぱりピリッと締める必要があるなと思ったんで。なかなかW杯期間中に選手ミーティングを2回入れたという経験は、僕の4大会の経験ではなかったんですけど」

初戦のオランダ戦は2度追いつく好ゲーム。初戦で大敗(1-5)したチュニジア戦に自信を持って臨む。ただこれは前回大会でドイツに劇的勝利を飾った後に格下のコスタリカに敗戦を喫した展開と似ている。過去7大会をさかのぼっても、日本が第2戦に勝利したのは02年のロシア戦のみ。苦戦の歴史をデータが証明する。

だからこそ長友は警鐘を鳴らした。「4年間かけてみんな緊張感ある中、プレッシャーがある中、準備してきて1戦目を終えると、なんか緊張の糸が切れてしまうというか、それはちょっとやっぱりどうしても人間なんであるんですよね」と経験則から語る。

オランダ戦2日前にも選手だけで話し合う場を持ち、緊張感、一体感を強めた。今回は時間は5分程度だったというが、そこからさらに引き上げる作業となった。

鉄人の言葉は周囲に響いている。追加招集のFW町野は「その言葉を聞いてやっぱチームはもう一度引き締まりました」といい、新主将のDF板倉も「すごくいいミーティングだった」とうなずいた。オランダ戦でキャプテンマークを巻いたMF堂安は「本当にカタールからの成長を見せられる第2戦やと思う」と決意を込めた。「長友の5分」がチームにもたらした影響は大きい。

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