パラグアイのミゲル・アルミロン(32=アトランタ・ユナイテッド)が、19日に行われた2026年ワールドカップ(W杯)1次リーグD組のトルコ戦でレッドカードを提示され、口論中に口を隠して発言したことによって退場処分を受けた史上初の選手となった。ESPNなど複数の海外メディアが報じた。

アルミロンは前半追加タイム3分に退場となったが、トルコの右サイドバック、メルト・ミュルドゥルと言葉をかわした際に口を隠しながら何かを発言。ミュルドゥルが直ちにエルサルバドル人のイヴァン・バルトン主審に罰則を求めてアピールした。

バルトン主審はビデオで確認し、すぐさまアルミロンを退場とする判定を下した。

アルミロンが退場となったのは、国際サッカー評議会(IFAB)が承認した「対戦相手との対立的な状況において口を隠した選手には、レッドカードの制裁を科すことができる」という新たな規則に基づくものだ。

この規則は、2025-26シーズンのチャンピオンズリーグでベンフィカのジャンルカ・プレスティアンニとレアル・マドリードのビニシウスの間で起きた物議を醸す事件を受け、人種差別的発言が隠蔽(いんぺい)されるのを防ぐために導入された。

新規則によれば、会話が友好的な文脈で行われている場合は、選手は口を隠すことができる。しかし、少しでも対立的な気配があれば、口を隠すと自動的にレッドカードとなる。

パラグアイ代表のグスタボ・アルファロ監督はレッドカードの判定についてのコメントを控えたが、試合中に時折「すべてが我々のチームに不利に働いているように感じた」と話した。

パラグアイにとって、これはW杯史上3枚目のレッドカードとなる。過去の2枚は2002年大会(カルロス・パレデスとロベルト・アクーニャ)のもの。また、これは今大会で7枚目のレッドカードで、2014年大会(10枚)以降のW杯ではすでに最多となっている。

【動画】一目で分かる「口を隠しての発言でレッドカード」相手選手が猛烈アピール