準優勝3度のオランダ(FIFAランキング8位)はチュニジア(同45位)を退け、2勝1分けの勝ち点7としてF組1位で1次リーグ通過を決めた。既に敗退が決まっていたチュニジアを序盤から圧倒した。29日(日本時間30日)の決勝トーナメント1回戦で、C組2位のモロッコ(同7位)とメキシコのモンテレイで対戦する。

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試合開催が心配された雷雨も、オランダの出足に影響はなかった。開始早々に2得点。日本先制の知らせにオレンジ一色の客席がどよめくと、直後にCKからファンヘッケが頭で加点して突き放した。F組最下位のチュニジアを圧倒し、クーマン監督は手応え十分の表情で「まだ改善の余地はある」と慢心を戒めた。

5得点したスウェーデン戦から先発10人を据え置き、日本との駆け引きには走らなかった。前半3分に得意のサイド攻撃からオウンゴールを誘発。同7分は右からのFKをファンダイクが折り返し、日本戦は途中出場だったブロビーが右足で決めた。

前戦で2得点のブロビーはこの日も強烈な存在感を放った。強靱な体を盾にしたポストプレーで縦パスを引き出し、71%の一方的なボール支配を演出。多くのサポーターが試合終了を待たず帰途に就くほどだった。

クーマン監督が「ここからが本当の試練」と言うように、次戦の相手モロッコは世界ランキングでほぼ同格。ファンヘッケは「楽しみだ。チームの誰もが『いざ勝負』という心構えでいる」と胸を張った。1次リーグは出場6大会連続で無敗。開幕前は低調だったチームが、悲願の頂点へ向けて勢いを増している。