[ 2014年2月11日21時25分 ]男子スプリント・フリー予選

 45位に終わった恩田祐一(共同)<ソチ五輪:距離>◇予選◇11日◇男子スプリント

 恩田祐一(アークコミュニケーションズ)は1位から12秒63も遅れて予選落ちし「日本代表として頑張ったと言えるレースではなかった。悔しさと申し訳なさでいっぱい」と目を伏せた。最後と決めた3度目の五輪で唯一の個人戦はあっけなく終わった。

 標高約1400メートルの会場に合わせ、事前合宿を高地で実施したが、試合当日になっても疲労が抜けなかった。焦りを抱えながら迎えたレースで不安が的中した。得意の上りで体が思うように動かず「イメージしていた走りができなかった」と広い肩をすくめた。

 今大会の団体スプリントには出場の予定だが「五輪に3回挑戦して3回とも駄目。W杯でも表彰台に立てない。これ以上モチベーションを保つのが難しい」と第一線から退く意向も示した。