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競技ガイド

リュージュとは
 フランス語で「木ぞり」の意。仰向けで小さなソリに乗り、氷のコースを滑り降りる競技。ソリは、強化プラスチック製のシャーレと呼ばれる座席部分、滑走面となるスチールの刃(シーネ)が付いた木製のクーヘと呼ばれる部分、この2つを結ぶ鉄製のブリッジで構成され、ブレーキやハンドルはない。ボブスレーやスケルトンと同じコースで行う。身を守るものがほとんどない状態で、時速120キロ以上のスピードで滑り降りる。仰向けのため、コースをほとんど見ることができず、事前にコースを覚えておくことが必要とされる。
競技の見どころ
 他のソリ種目と異なり、スタート時にグローブで氷をかいて加速するのが特徴。コースが見えない状態で時速100〜130キロもの速さで滑り降りる。コースはすべて頭に入っているとはいえ、ひとつ間違えばコースを飛び出してしまう恐怖感との戦いは想像を絶する。
日本代表選手とライバル
 男子1人乗りの金山英勢は、男女通じて唯一の強化指定選手としてソチ切符をつかんだ。強化費が少ないためにコーチ不在のままで世界を転戦し、初の五輪にたどりついた。23歳と若く、飛躍が期待される。この種目は伝統的にドイツ勢が強く、オーストリアなどが続く。
ルール
 男子1人乗り、女子1人乗り、2人乗り(性別は問わない)の3種目で、1人乗りは2日間で4回、2人乗りは1日で2回滑走し、タイムを競う。ソチ五輪からは、この3種目を続けて行うチームリレーが新種目として採用された。滑走タイムは1000分の1秒まで計測される。
 スタートは両手でハンドルバーを握り、前後に振って反動をつけソリを押し出す。また、スタート直後はスパイクのついたグローブで氷をひっかき(パドリング)、加速をする。ソリにはシャーレの上で仰向けに寝て、水平なフォームを保ちながら、両足でクーヘの先端を挟み、押し込むように操縦する。
 重い方が有利なため、ソリの重量には規制がある。ただし、男子は13キロ以下、女子は10キロ以下の重りをつけることが許されている。
歴史
 欧州の積雪地方で1650年ごろから、重い荷物の運搬や冬のソリ遊びとして親しまれていた。スポーツとして最初に行われたのはスイスだといわれており、1879年にはスイスのダボスに初めて専用コースがつくられた。1881年に第1回スイス・ソリ競技会が開かれ、これが公式のソリ競技の始まりとされている。1957年に国際リュージュ連盟(FIL)が創設され、冬季五輪では、64年インスブルック大会で正式種目に採用。リュージュが日本に伝えられたのは63年ごろとされており、冬季五輪への日本の参加は、72年札幌大会から。この大会では、男子2人乗りで荒井理、小林政敏が4位、女子1人乗りで大高優子が5位入賞を果たした。



日本のメダル数

金メダル
1
銀メダル
4
銅メダル
3

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