[ 2014年2月8日10時56分

 紙面から ]リュージュ男子1人乗りの公式練習で滑走する金山(共同)

 ソチ五輪リュージュ男子1人乗りの金山英勢(ひでなり、23=札幌学院大)が今日8日、予選に挑む。

 金山はソチ入り後、順調に練習を重ね、5日には試合会場での公式練習に臨んだ。出場選手が2組に分かれ2回ずつ滑走するもので、金山はB組19選手中1回目13番目、2回目15番目のタイム。「氷の感じが去年11月に滑った時と全然違う。(操作の)タイミングをつかむので精いっぱい」と戸惑いも口にしたが「練習で修正したい」と冷静に言葉を続けた。

 1月3日にドイツで行われたレース中に転倒し、右手中指を15針縫うけがを負った。腫れは引いていないが「こっちに来て(スタート時に)指を伸ばして氷をかけるようになった。問題ない」。W杯最高位は26位、今季も昨年12月に米国で記録した30位がベストだが、国別出場枠がある五輪ではさらなる上位を自らに課す。8、9日の本番に向けては「(そりを)繊細に扱わないと」と、まずは転倒してのリタイア回避を口にした。