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競技ガイド

ジャンプ競技とは
 ジャンプ台から急斜面を滑り降りて空中に飛び出し、飛距離と空中姿勢の美しさを競う競技。五輪では男子個人のノーマルヒル、ラージヒルと団体(ラージヒル)に、新種目として女子個人のノーマルヒルが加わった。ジャンプ台のサイズ(ヒルサイズ)は、L点(ランディングエリア限界点)までの飛行距離で決定されており、ノーマルヒルは85〜109メートル、ラージヒルが110メートル以上となっている。
競技の見どころ
 とてつもない高さから滑り降り、時速90キロ前後で空高く飛び出していくスケールの大きさは、他の競技では味わえない。選手は恐怖感に打ち勝つ精神力と空中でのバランスや修正能力を要求される。新規格のソチのジャンプ台は従来のものよりカーブが緩やかにつくられていて、踏み切りのタイミングが合わせづらいという。1チーム4人で実施する団体は1人飛ぶごとに順位が目まぐるしく変わり、見ていて面白い。今大会は初めて女子が正式種目となった。風とゲート位置を考慮した得点も初めて採用される。
日本代表選手とライバル
 日本勢は98年長野大会後、3大会連続でメダルがない。しかし今回は高梨沙羅が金メダルに最も近い位置にいる。昨季のW杯は総合優勝、今季も開幕9戦で8勝と圧倒的な力を見せている。最大のライバル、ヘンドリクソン(米国)は故障からどのくらい回復しているか。フォクト(ドイツ)、アバクモア(ロシア)らがメダル争いに加わる。男子は41歳の「レジェンド」葛西紀明に加え、伊東大貴、竹内択らが実力を出し切ればメダルにも手が届く。五輪で金メダル4個のアマン(スイス)やシュリーレンツァウアー(オーストリア)、マリシュの後継者ストフ(ポーランド)らが強敵だ。
ルール
 スキージャンプは獲得ポイントで順位を決定する。飛距離をポイント化した「飛距離点」と美しさを採点した「飛型点」を合計したもの。通常は2回競技を行い、合計ポイントで争う。今大会から、風による有利不利、助走スタート位置により得点が加減されるルールも取り入れられる。着地姿勢は、両手を水平に広げ、両足を前後に開く「テレマーク姿勢」を入れることが決められており、これを入れられないと飛型点が減点される。また着地後、手をついたり、転んだりしても減点される。
ジャンプ採点方法
 スキーの長さについてはたびたび規則が改定され、現在は身長と体重の測定表を元に長さを算出する形式が用いられている。現在は幅11センチほど、長さは身長の145%以内となっている。
スキージャンプ用語
用語 説明
K点 本来は「これ以上飛ぶと危険」という意味合いを持つ飛距離の基準点。赤いラインで示されている。
ヒルサイズ 踏み切り台の先端から安全に着地できる地点までの目安。最近は「極限点」の意味でも使われる。
バッケンレコード 公式記録として残るそのジャンプ台での最長不倒距離のこと。「バッケン」とはノルウェー語で「丘」の意味。
歴史
 五輪には1924年の第1回シャモニー大会から採用されている。日本は28年の第2回サンモリッツ大会から参加。
 72年札幌大会70メートル級では笠谷幸生が金、金野昭次が銀、青地清二が銅メダルを獲得、日本が冬季五輪史上初めて表彰台を独占した。その後、80年レークプラシッド大会70メートル級で八木弘和が銀メダルを獲得。98年長野大会では船木和喜がラージヒルで金、ノーマルヒルで銀メダルを獲得。原田雅彦もラージヒルで銅メダルを獲得した。
 団体では94年リレハンメル大会1回目トップで金メダルが期待されたが、銀メダルに終わった。4年後の98年長野大会では金メダルを獲得し、雪辱を果たした。
 今大会は新種目として女子が加わり、高梨沙羅をはじめ日本勢に期待がかかる。
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日本のメダル数

金メダル
1
銀メダル
4
銅メダル
3

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