午後7時(日本時間同9時)から閉会式が行われ、日本代表選手団は競泳女子で6冠を達成し、MVPを獲得した池江璃花子(18=ルネサンス)が“旗手”を務めた。

開会式で旗手だったソフトボール女子の上野由岐子(36=ビックカメラ高崎)がすでに帰国していることもあって、日の丸の旗を手に入場した。日本は選手157名、監督・コーチ等60名の計217名が参加した。

また、日本オリンピック委員会(JOC)を通じて129人の選手がコメントを発表。男子マラソンで金メダルを獲得した井上大仁(ひろと、25=MHPS)は「マラソンを始めて初の優勝を経験することができました。過去の成功や失敗をうまく生かし、最高の準備をすることができたうえ、現地でのスタッフの方のサポートがストレスを軽減してくれました」。

5連覇を達成したソフトボール女子の上野は「今大会は(開会式で)旗手に指名していただけてすごくうれしかったですし、ソフトボール競技に注目してもらえている喜びもありました」。

20年東京五輪で実施されるスポーツクライミングの女子複合で、初代アジア女王となった野口啓代(あきよ、29=Team au)は「東京オリンピックと同じルールで開催される初めての国際大会ということもあり、金メダルに対して特別な思いがあったのでとてもうれしいです」などと4年に1度の祭典を振り返った。

大会は16日間(一部競技を除く)にわたって行われ、次回は22年に中国の杭州で開催される。