リオデジャネイロ五輪代表選手選考を兼ねた第35回大阪国際女子マラソン。福士加代子(33=ワコール)が2時間22分17秒で優勝。リオ五輪へ大きく前進した。

優勝し、Vサインで喜ぶ福士。右は永山監督(撮影・田崎高広)
優勝し、Vサインで喜ぶ福士。右は永山監督(撮影・田崎高広)

順位選手タイム
 1福士加代子ワコール2時間22分17秒
 2堀江美里ノーリツ2時間28分20秒
 3竹中理沙資生堂2時間29分14秒
 4ロバチェブスケリトアニア2時間30分09秒
 5重友梨佐天満屋2時間30分40秒
 6加藤岬九電工2時間31分04秒

【ゴール】

福士が独走で優勝

ゴールテープを切る福士加代子(撮影・田崎高広)
ゴールテープを切る福士加代子(撮影・田崎高広)

【40キロ】

福士が2時間14分45秒で通過。フィニッシュ予想は2時間22分28秒

【35キロ】

福士が1時間57分21秒で通過。2時間21分台のペース

【31キロ過ぎ】

3位に付けていたチェピエゴが倒れた。うつぶせでお腹を押さえたまま立ち上がれない。その後、酸素マスクをつけて救急車で病院へ運ばれた

【30キロ】

1時間40分13秒。福士が独走で通過。ここでペースメーカーが離脱

【28キロ】

福士が独走。2時間20分ペース

【26キロ】

福士が単独トップ。故郷青森から駆けつけた応援団から大歓声が起こる

【25キロ】

福士がトップで通過。1時間23分26秒

【24キロ】

先頭集団から竹中がやや後退。集団がペースメーカーを先頭に縦長に。その後ろに福士、チェピエゴ

【中間点】

1時間10分27秒

【20キロ】

1時間6分41秒。先頭は竹中、福士、チェピエゴの3人。重友と加藤は約100メートル後方を並走

【17キロ】

先頭は竹中、福士、チェピエゴの3人。20~30メートル遅れて重友と加藤

【16・2キロ】

先頭集団から遅れた重友が加藤に並ばれた

【15・1キロ】

給水を終え重友が集団からやや遅れ始める

【15キロ】

49分57秒で先頭集団4人(重友、福士、竹中、チェピエゴ)が通過。3秒ほど遅れて加藤

【12・2キロ】

先頭集団から加藤が遅れた。重友も集団の最後尾に後退

【10キロ】

33分21秒。先頭集団は6人。加藤はやや遅れているが何とか食らいつく

【9・1キロ】

加藤が先頭集団から遅れ始めた

【6・1キロ】

先頭集団からトロイティッチが脱落し5人

【4キロ】

13分22秒。先頭集団の6人は重友、福士、加藤岬、竹中、チェピエゴ、トロイティッチ

【3キロ】

10分03秒で通過。先頭集団は早くも重友、竹中ら6人に

【2キロ】

3分19秒のラップ。ペースメーカーが速いペースでまずは引っ張る

【1キロ】

3分24秒

【スタート】

大阪の天気は晴れ

スタートする福士(左)と重友(撮影・田崎高広)
スタートする福士(左)と重友(撮影・田崎高広)

【リオ五輪への道】

代表枠は3人。昨夏の世界選手権7位の伊藤舞は既に内定。残る2枠を昨年11月のさいたま国際、大阪国際女子、名古屋ウィメンズ(3月13日)から選ぶ。各レース日本人上位3位以内が対象で、2時間22分30秒の設定記録を満たした1人を優先に、五輪で活躍できる選手を選ぶ。さいたま国際の日本人トップは、吉田香織で2時間28分43秒の2位だった

主な招待選手

番号 選手名 年齢 国・所属 自己ベスト

1  重友梨佐(28)天満屋 2時間23分23秒

2  福士加代子(33)ワコール 2時間24分21秒

3  渡辺裕子(28)エディオン 2時間25分56秒

4  小崎まり(40)ノーリツ 2時間23分30秒

5  アツェデ・ハブタム(28)エチオピア 2時間24分25秒

6  カロリナ・ナドルスカ(34)ポーランド 2時間26分31秒

7  カプチッチ・セリー・チェピエゴ(30)九電工 2時間26分43秒

8  金成恩(26)韓国 2時間27分20秒

9  ビトゥリス・ジェプケンボイ・トロイティッチ(34)ケニア 2時間27分41秒

10 堀江美里(28)ノーリツ 2時間27分57秒

11 竹中理沙(26)資生堂 2時間28分9秒

12 ディアナ・ロバチェブスケ(35)リトアニア 2時間28分57秒

13 城戸智恵子(25)キヤノンAC九州 2時間29分8秒

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