東京マラソン(26日)に出場する有力選手が24日、東京都内で記者会見し、前世界記録保持者のウィルソン・キプサング(ケニア)は2時間2分57秒の世界記録を超える2時間2分50秒を狙うと宣言した。

 ゴールが東京駅前に変更され、より平たんとなった新コースで「更新できたとしてもサプライズではない」と自信を漂わせた。

 大会は日本男子の世界選手権(8月・ロンドン)代表選考会を兼ねる。2015年大会で2時間7分39秒をマークした今井正人(トヨタ自動車九州)は「感覚は良くなってきている。勝負していく」と引き締まった表情。昨年に続いて2度目のマラソンとなる23歳の服部勇馬(トヨタ自動車)は「去年よりいい練習ができた。楽しみ」とレースを待ち望んだ。

 リオデジャネイロ・パラリンピックの男女金メダリストが参戦する車いすの部で男子の洞ノ上浩太(ヤフー)は「前半から突っ込んで、思い切りいく」と意気込んだ。

 女子で2時間19分台の自己記録を持つルーシー・カブー(ケニア)は欠場が発表された。