陸上の世界選手権に出場する男子短距離のサニブラウン・ハキーム(東京陸協)は2日、ロンドンの会場となる競技場のサブトラックなどで調整し2日後の開幕に備えた。

 拠点とするオランダで指導するレイナ・レイダー・コーチは「体調はすごくいい。(100メートルで)9秒台の可能性はないとは言わないが、一つずつラウンドを重ねていくことが大事。決勝を狙わせていきたい」と話した。

 サニブラウンは今年から拠点を海外に移して鍛え、もともと得意としていた200メートルだけでなく100メートルでも出場権を獲得した。五輪や世界選手権の金メダリストを育てた実績のある同コーチは「今まで教えた18歳の中では一番。練習態度もいい」と評価した。

 ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)と多田修平(関学大)も軽めの調整。男子100メートルは4日(日本時間5日)に予選、5日(同6日)に準決勝と決勝が行われる。