東海大が8区で逆転を許し、出雲駅伝との2冠を逃した。

 東海大は1区で8位と出遅れ。東洋大がトップでたすきをつなぎ、レースの序盤を引っ張った。2区で5位まで順位を上げると、3区では館沢亨次(2年=埼玉栄)が好走し2位に浮上。3位でたすきを受けた6区の国行麗生(4年=つるぎ)が、東洋大と神奈川大を抜き、初めてトップで7区につないだ。7区でリードを1秒から17秒に広げ、アンカー8区の川端千都(4年=綾部)につないだが、神奈川大エース鈴木の走りに屈した。

 「優勝を口にするな。あくまでも挑戦者。相手に向かっていくだけ」と選手を引き締めて臨んだ両角速監督(51)だったが、惜しくも敗れた。