陸上の男子100メートルで日本人として初めて10秒を切る9秒98をマークした桐生祥秀(東洋大)が4日、東京都内のホテルでスポーツニッポンフォーラムの表彰式に出席した。

 来季に向けて「もう9秒台を出さなきゃ、というの(重圧)がない。じっくり自分の走りをしていって9秒9台、8台を目指していきたい」と意気込みを語った。

 5月に日本人として初めて米国伝統の自動車レース、インディアナポリス500マイル(インディ500)で優勝した佐藤琢磨(ホンダ)とともに表彰され「あっちは1秒間に100メートルを走る。そういう世界を味わったことがないのですごいなと思った」とつかの間の交流を楽しんでいた。