2020年東京五輪代表選手選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」への出場権をかけた大会で、一般参加の中村匠吾が2時間10分51秒で日本人最高の7位に入りMGC出場権を獲得した。
順位 | 選手 | 時間 |
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1 | マチャリア・ディラング | 2時間07分53秒 |
2 | アルバート・コリル | 2時間08分17秒 |
3 | ジェイク・ロバートソン | 2時間08分26秒 |
4 | マイケル・ギザエ | 2時間09分21秒 |
5 | アベラ・クマ | 2時間09分31秒 |
6 | ダニエーレ・メウッチ | 2時間10分45秒 |
7 | 中村匠吾 | 2時間10分51秒 |
8 | エゼキエル・チェビー | 2時間11分00秒 |
9 | 今井正人 | 2時間11分38秒 |
10 | 野口拓也 | 2時間11分48秒 |
【ゴール】 マチャリア・ディラングが初マラソン2時間07分53秒で優勝。2位はアルバート・コリル。3位はジェイク・ロバートソン。日本人トップは7位で中村匠吾、2時間10分51秒でMGCを獲得した。日本人2位は今井正人で2時間11分37秒で惜しくも獲得ならず。同3位は野口拓也
【40キロ】 先頭はマチャリア・ディラングが単独トップで通過。2時間01分21秒。38・5キロ付近で日本人トップは中村。2位の今井は遅れ始める。
【37・5キロ】 窪田は今井にも抜かれる。
【37キロ手前】 窪田は足の運びが鈍り、後から追いかけていた今井、野口に抜かれる。
【35キロ】 外国人選手5人の先頭集団。1時間46分16秒で通過。日本人トップの窪田は41秒差で追いかける。さらに日本人2位争いは今井と中村でトップから1分26秒差。
【32キロ】 窪田が遅れ初め先頭から2秒後方に。日本人2位争いは今井正人、野口拓也、中村匠吾。
【30キロ】 1時間30分49秒で通過。ペースメーカー2人が外れ8人。日本選手は窪田忍のみで先頭切って走る
【28キロ】 先頭集団はペースメーカー入れて12人。日本人選手は窪田忍と藤本拓だったが藤本が遅れ始める
【27キロ】 野口拓也ら4人が遅れ始める
【25キロ】 1時間15分41秒で通過。先頭集団はペースメーカー入れて16人。
【23・7キロ】 村山謙太が遅れ先頭集団最後尾から2秒。23キロ手前で海外招待選手のタデッセ・アブラハムの足が止まる
【22キロ】 3回目のマラソンの竹ノ内佳樹ら出遅れる
【中間点】 1時間03分56秒で通過。
【20キロ】 野口拓也らの先頭集団は21人。1時間00分37秒で通過。2時間8分5秒ペース。
【18キロ】 設楽啓太が遅れ、先頭集団21人
【16・7キロ】 ペースメーカーに1人が右足太ももを押さえ離脱
【15キロ】 45分25秒で通過。村山謙太、今井正人は先頭集団の中盤あたりで展開。遅れる選手が出始め先頭集団は28人。2時間7分21秒ペースで通過。
【13キロ】 先頭集団は約20人強に。かなり暑いのかスポンジを取ったりして暑さを凌ぎながら走る
【11キロ】 第2給水ポイントで先頭集団は約30メートルの縦長に
【10キロ】 先頭集団は30分21秒で通過。伊藤太賀、丸山文裕らが遅れ始める
【9キロ】 深津卓也が遅れ始める。先頭から8秒差
【8キロ】 深津卓也は先頭集団の最後尾に。
【6キロ】 最初の給水ポイントで一般参加の鈴木忠が転倒。縦長になった先頭集団の最後尾で必死に食らいつく
【5キロ】 東京マラソンで日本記録を更新した設楽悠太の兄の設楽啓太は先頭集団の中程。15分17秒で通過
【3キロ】 村山謙太は先頭集団やや前の方でレースを展開
【1キロ】 先頭は海外勢を中心に大きな集団。3分05秒で通過
【スタート】 午後12時30分に一斉にスタート。天候は晴れ、気温15・0度、湿度68%、東南東の風0・9メートル/秒 ※記録は速報値
- 第73回びわ湖毎日マラソン、スタート風景(撮影・上田博志)
国内外の招待選手は以下の通り。
<海外招待選手> ※タイムは自己ベスト
1.エゼキエル・チェビー(27=ケニア)
▼2時間6分7秒(16年アムステルダム5位
2.アベラ・クマ(27=エチオピア)
▼2時間5分56秒(14年ベルリン3位)
3.タデッセ・アブラハム(35=スイス)
▼2時間6分40秒(16年ソウル国際4位)
4.アルバート・コリル(24=ケニア)
▼2時間8分40秒(17年ウィーン1位)
5.ダニエル・メウッチ(32=イタリア)
▼2時間10分56秒(17年世界陸上6位)
6.モハメド・ジアニ(25=モロッコ)
▼2時間13分40秒(17年広州5位)
7.サムソン・ゲブレヨハネス(26=エリトリア)
▼2時間14分25秒(17年プラハ8位)
8.ジェイク・ロバートソン(28=ニュージーランド)
▼★1時間0分1秒(18年ヒューストンハーフ1位)
<国内招待選手>
31.佐々木 悟(32=旭化成)= 欠場
▼2時間8分56秒(15年福岡国際3位)
32.野口 拓也(29=コニカミノルタ)
▼2時間8分59秒(17年ゴールドコースト1位)
33.メラク・アべラ(23=黒崎播磨)
▼2時間9分27秒(16年別府大分1位)
34.深津 卓也(30=旭化成)
▼2時間9分31秒(16年びわ湖毎日5位)
35.丸山 文裕 (27=旭化成)
▼2時間9分39秒(16年びわ湖毎日6位)
36.竹ノ内佳樹(25=NTT西日本)
▼2時間10分1秒(17年福岡国際7位)
37.マイケル・ギザエ(23=スズキ浜松AC)
▼2時間10分46秒(17年福岡国際8位)
38.伊藤 太賀(31=スズキ浜松AC)
▼2時間10分52秒(17年別府大分5位)
39.マチャリア・ディラング(23=愛知製鋼)
▼★1時間0分30秒(15年全日本実業団ハーフ2位)
40.村山 謙太(25=旭化成)
▼2時間16分58秒(16年東京30位)
★はハーフマラソン
◆グランドチャンピオンシップ(GC) 2019年9月以降に開催予定の20年東京五輪マラソン代表選考会の名称。GCで男女各2人を選ぶ。17年夏から19年春までに行われる国内指定大会「GCシリーズ」で、日本陸連が各大会に定めた順位とタイムの条件を満たした選手はGC出場権を獲得する。男子は北海道、福岡国際、別府大分毎日、東京、びわ湖毎日がGCシリーズに指定されている。
- 第73回びわ湖毎日マラソン、スタート風景(撮影・上田博志)=2018年3月4日、皇子山陸上競技場